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初めての鍼灸院の選び方!ここさえ見れば失敗しない5つのポイント



目次

1.国家資格を有する施術者であるか

職業にもいろいろな免許がありますね。鍼灸にも免許があります。治療院や整骨院では、“鍼灸師”“あん摩マッサージ指圧師”“柔道整復師”の国家資格の保有者がいます。「国家資格」の保有者は、専門学校で3年間、もしくは大学で4年間勉強し、国が定める試験に合格したものです。「はり師」と「きゅう師」は別々の国家資格ですが、両方の資格を持つ方が多いため鍼灸師と呼ばれています。
さまざまな民間治療もありますが、鍼灸においては鍼灸師の国家資格を有しているかで身体、鍼灸の治療技術、予防医学、未病治療の分野を専門的に勉強をしているかどうかがわかりますので、1つ目のポイントとしてみればよいかと思います。

2.評価をしっかりしてくれるか

いくらすごい治療家でもただ眺めただけで、治療することはできません。それは理想ですが…
鍼灸の治療を希望される方は、薬を飲んですぐ治るというものではないので、まずはじっくりと評価をして不調の原因は何なのか探ることことから始まります。
患者さんが初めて来院された際に、問診・視診・触診という流れでしっかり行っているかどうかということが大切です。身体の悩みや不安を聞いて、体のバランスや歩き方などさまざまな方向から観察・評価を行い、どの部分が張っているかや痛みが出ているポイントはどこかを実際に触って確認していきます。

また、東洋医学的には、脈診・腹診・舌診という見方で全身の状態を把握する方法もあります。
脈診では、両手の橈骨動脈(手首で脈を取るところ)で、速さ・深さ・緊張状態などを感じ、腹診では、お腹の部分の張りや圧痛を見ていきます。舌診では、舌の大きさ・色・形・状態などを見ていき、これらを統合してどのような状態なのかを把握していきます。

3.説明やアドバイスがあるか

治療の方向性が決まったら、体のしくみや動きなどから分かりやすく説明、どうしていけばいいのかのアドバイスが必要です。
わからないまま治療しても意味がありませんので、しっかりと共通理解して治療に向き合うことが、からだの健康への近道です。

当院の患者さんを例に挙げると、足部の痺れの原因が上半身だったという事もあります。一般的には、足部と言えば、腰からくるものだと説明されがちですが、その方の仕事の内容や普段の姿勢、靴などの環境的な要因もあり、上半身に過度なストレスがかかっていたと考えられ、その部分を治療していったら痺れが消失したというケースもあります。仕事上、その動きは避けられない場合は、毎日のセルフケアを行う必要もありますので、お伝えしてやって頂いています。

4.必要とあれば医療機関の検査などの案内はあるか

時には、医療機関での検査が必要な場合もあります。必ずしも鍼灸院だけで治療と決めつけずに、必要あれば検査をし、医療機関との連携も大切なことです。

腰痛で言うと、危険信号(レッドフラッグ)があります。

腰痛症のガイドラインでは
①発症年齢が20歳未満または50歳以上
②時間や活動性に関係のない腰痛
③胸部痛
④がん、ステロイド治療、HIV感染の既往
⑤栄養不良
⑥体重減少
⑦広範囲に及ぶ神経症状
⑧構築性脊椎変形
⑨発熱
の9項目を危険信号としています。

このような場合は、他の医療機関を受診することをオススメします。

5.料金を時間で設定していないか

治療は時間単位ではありません。一人一人の悩みや症状に向き合うのに時間を設定してしまうと原因を見逃してしまうかもしれません。治療においても、症状に対しての十分な施術を行うことが大切です。ただ、長くマッサージをすればよいというわけではありません。大切な時間を頂いているので、できるだけ短時間で効果のある施術を心掛けてこそプロだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はここさえ見れば失敗しない5つのポイントをお話しさせて頂きました。
当マッサージ・はりきゅう院は、熊本市東区を中心に慢性的な痛みでお悩みの方に多数ご来院頂いています。少しでも、鍼灸院選びの一材料となれば幸いです。

ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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