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【鍼灸は痛い?痕が残る?本当に効くの?プロが徹底解説します】



目次

鍼は痛い?

その前に、皆さん、鍼の太さや長さはどの程度か知っていますか?
鍼と聞くと、ワクチン接種で行われている「注射針」をイメージしている方も多いのではないでしょうか?

どの位の太さ?

注射針の太さは、インフルエンザの予防接種などで0.50mm、採血用で0.70mmです。
そして鍼治療でよく用いられる鍼は0.14mm程度からあり、太いものでも0.25mm程度。当院では、0.16mm(1番鍼)~0.20mm(3番鍼)をよく用います。ちなみに髪の毛の太さは0.10mm程度なので、細いものだと髪の毛2本分以下になります。

どの位の長さ?

一般的に、鍼は”~寸~分”という単位が用いられます。
寸というとなかなか今のご時世では使われない単位ですね・・・
*1寸=30mm(3㎝)
余談ですが、一寸法師は元々は3㎝しかなく、打出の小槌を振って自分の体を大きくし、六尺(182cm)になったそうですよ!

当院で主に用いている長さは、1寸~2寸です。3㎝~6㎝です。
もちろん皮下脂肪が多い場所や組織によって、狙う深さは変わってきます。
足や手、骨盤などの靭帯部分では浅く、深部の筋肉を狙う場合はより深くなってきます。
全て入ることはありませんので、大体その半分程度だとイメージして下さい。

鍼での痛みとは・・・

もう一つ大きく違うのが、先端の形です。注射針は、薬などを注入しないといけないので、先が尖り皮膚を切り裂く構造になっていますが、鍼灸用の鍼は、皮膚を傷つけるのではなく、皮膚をくぐり抜けられるよう丸みをおびています。

痛みは少ないのですが、完全な無痛でもありません。
切皮(せっぴ)と呼ばれる、最初のトントントンとやって鍼を皮下に入れる局面です。
この切皮や刺入の時に鋭い痛み、チクッとしたり、「痛い」って言いたくなるような刺激を切皮痛、刺入痛と呼んでいますが、この刺激は無理に我慢させずに一度抜いて打ち直します。
皮下には痛覚が多くあるので、痛みが出やすいわけです。
筋肉のコリに鍼が当たると「ズーン」「ジワ―」というような鈍い感覚があります。いわゆる、”響き”というものです。この響きは、切皮痛や刺入痛と違い、いい刺激と考えて下さい。

また、鍼はかなり細いので、基本的には痕は残りませんが、まれに鍼治療をした後に内出血を起こし、痕のようになることがあります。これは数日間~数週間で消えることがほとんどで、何年も残るような傷跡にはなりませんのでご心配しないで下さい。

お灸は痛い?熱い?

お灸は、皮膚に直接もぐさを置いて行う”直接灸”と、筒状の中にもぐさが入って間接的に熱が伝わってきているものなどの”間接灸”があります。

昔ながらのもぐさを手で捻って置くお灸をする場合には、皮膚に痕が残らないように灸点紙という薄い紙を敷いた上から施灸していくので、お灸の跡はほとんど残りません。

当院で行うお灸は、後者の間接灸を主に行っております。
施灸後は血流が良くなり、施灸した所がうっすらと発赤しますが、お灸の効果の表れでもあります。発赤もしばらく経つと消えてしまうので、心配はいりません。

お灸の温度は?

当院で用いているお灸は、施灸する場所やお灸の経験によって温度を変えています。

42℃~51℃まで、また煙や匂いの少ないタイプのものも使用しています。

温度の感じ方は、その日の体調や気温・湿度によっても変わってくるため、熱すぎるのを我慢してまで行わないことが大事です。まれに水疱になってしまう可能性もあります。初めて行う場合は、温かく、気持ち良い程度を目安に行う事をお勧めします。

本当に効くの?

「鍼をうって、痛みが和らぎ身体が軽くなった!」
「お灸をして身体が温まり軽くなった!」等多数のをお声を頂いています。

鍼灸の効果については、以前のブログ記事に載せているので参考にされてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

鍼灸のイメージが少しでも変わり、やってみよう、やってみたいなと少しでも思われたら幸いです。

当マッサージ・はりきゅう院は、熊本市東区を中心に慢性的な痛みでお悩みの方に多数ご来院頂いています。鍼はご自分ですることはなかなかできないですが、お灸は薬局にも売ってあり、手の届く範囲でしたらご自分ですることも可能です。特に慢性的な痛みが続く方にはセルフお灸もお勧めしています!

ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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