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鍼灸治療と3つの効果






あなたは鍼灸治療は受けたことはありますか?鍼は痛そうとイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。鍼灸治療はどのような治療で、どんな効果が期待されるのかわからない方も多いかと思います。鍼灸治療を正しく知って適切な治療を有効にできるようお話していきたいと思います。


目次

鍼灸治療とは

鍼灸治療とは
 鍼灸治療は、鍼やお灸で経穴(ツボ)を刺激し、血液やリンパの流れを促進することで免疫力を向上させ、自分の持っている潜在的な自然治癒力でケガや病気を克服します。
 例えば、皮膚に鍼を刺すと細胞が異物が入ってきたと認識します。その異物を攻撃し細胞を修復しようと白血球が集まって働き、同時に皮膚を保護するためにコラーゲンなどの成分を積極的に生成する働きが起こります。このような自然治癒力によって新陳代謝が活発になることで不調改善につながります。

鍼について

 鍼は、“ディスポ鍼”、“円皮鍼”、“ローラー鍼”などさまざまな種類があり、0番鍼0.014㎜~の太さで、だいたい髪の毛と同じくらいの細さとイメージしてもらえばいいと思います。インフルエンザ予防接種注射針と比較すると、注射針0.5㎜なので極細い鍼です。鍼をうつ時の痛みはほとんどありませんが、一瞬チクッとすることもあります。また、鍼をうつとズーンと“響き”と呼ばれる感覚を感じられますが、ツボや血行不良になっている箇所に鍼が入り、血行を良くなっている反応なので悪い痛み感覚ではありません。
 また、鍼の素材は、ステンレス製、金・銀製、アルミ製などがあります。一般的にはステンレス製で、折れにくく刺しやすい扱いやすいという利点があります。さらに鍼は、“ディスポーサブル(使い捨て)鍼”を使用している鍼灸院が大半で消毒滅菌されており、一回使用ごとに廃棄されますので衛生面でも心配はありません。
 

お灸について

 お灸の原料のもぐさは、ヨモギの葉を乾燥し、葉についている裏側の部分だけを集めて乾燥させたものです。もぐさに含まれる芳香成分にはリラックス効果もあります。台座灸(紙パルプの上にもぐさがある)や透熱灸(薄い紙の上でもぐさを小さく捻りながらする)などの種類があります。最近では、もぐさに火をつけた時の煙を抑えたものも使用されています。鍼灸院でしかできないお灸や家庭でセルフケアで使用できるお灸など幅広く用いることができます。
 お灸は温熱で、ツボをあたため血行を良くします。その日の体調や気温、湿度によってもお灸の熱さの感じ方も変わり、またお肌の状態によってもやけどのようになってしまうこともあります。(一時的にお灸の痕がのこったりします。)お灸をすると温熱刺激によってできた痕に白血球が集まってきます。白血球に含まれるマクロファージは、筋肉に溜まった疲労物質を食べるはたらきがあるので、コリのある個所にお灸をするとコリが解消するのです。

当院では、匂いや煙の少ないカマヤ灸も使用しています。

3つの効果

鍼灸は、鍼やお灸で経穴(ツボ)を刺激して治療していきます。国家資格「はり師」「きゅう師」を有する者が施術することができます。
 東洋医学に基づき、体全体のバランスが崩れることで不調がでてくるので、そのバランスを自然治癒力で戻せば好転して体調が整うという考え方です。「気…体内を流れるエネルギー」「血…血液の循環」「水…体内にあるリンパ液や血液以外の水分」の3つのバランスが大切であり、気と血が体内を巡る通り道を「経路」といい、特に重要なポイントを「経穴(ツボ)」と呼びます。この経穴に鍼やお灸を施すことで、気と血の流れを良くすることが鍼灸治療です。

①血流を良くする

鍼を筋肉に10~15分刺すと、軸索反射の作用で血管が拡張し、血流が良くなりそれにより酸素も巡ります。また、滞っていた老廃物も流れて腎臓に行き最終的には体外に排出されるよう促します。筋肉に酸素が巡ると、傷んでいた組織は修復される効果があります。

②痛みを和らげる

鍼灸の鎮痛効果を利用して痛みを和らげます。筋肉痛や怪我等の痛み刺激は、そこの部位から脊髄に、脊髄から脳へと上行していきます。脳で痛みを認識して感じられるので、脳が認識する前に鍼灸刺激で、痛みが伝わっていくのを遮断します。

③免疫力アップ

鍼灸をすることで、白血球を増やします。白血球が増えると、生体防御機能が高まり、身体全体の免疫機能が活性化されます。菌やウイルスに対しても抵抗するので、風邪をひきにくい体づくりも期待できます。

セルフケアに経穴(ツボ)を取り入れてみましょう!

全身にある経穴(ツボ)を知り、毎日のセルフケアに取り入れてみましょう。東洋医学には「心身一如」ということばがあり、こころと身体がつながっているという考え方です。さまざまな不調、ストレスを和らげることで、状態も改善していきますので参考にしてみてくださいね。

*ツボを押すときは、指の腹で垂直押します。強さは、気持ちいいと感じる程度で、3~7秒かけてゆっくり押して、ゆっくり戻しましょう。

合谷(ごうこく)

人差し指と親指の骨が交差する場所の前の“谷”間のところ。さまざまな症状に効果があり”万能のなツボ”です。

目の疲れ、肩こり、腰痛、緊張、下痢、便秘、花粉症などの時に。

三陰交(さんいんこう)

内くるぶしの頂点から指幅4本分上がったところで、骨と筋肉の境目。

冷え性、生理痛、更年期障害、むくみの緩和など婦人科系疾患にとって重要なツボです。

内関(ないかん)

手のひらを握ったときに出る2本の腱と健の間で、手首の関節から指3本分離れたところです。

不安を感じたり、緊張している時、乗り物酔い、二日酔い、胃の不快感など、ストレスや緊張感で不調が憎悪している時に。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

鍼やお灸は好みもあると思いますが、一度試しに行ってどちらが自分に合うかを見つけてみてください!
また、セルフケアにツボ押しも取り入れてくださいね!

このような情報を定期的にアップしていきますので、引き続きご覧ください。
当マッサージ・はりきゅう院は、熊本市東区を中心に慢性的な痛みでお悩みの方に多数ご来院頂いています。
ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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