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【『腰痛が治らない、、』整形外科で腰痛が治らない本当の理由】


日本人の約4人に1人(約2800万人)が腰痛持ちである現代(厚生労働省調べ 2013)、「痛みが3カ月以上続く『慢性腰痛』の8割は筋肉のコリなので、整形外科での手術などでは痛みの原因は取り除けない」と言われています。
なぜ整形外科に行っても、なかなか治らないのか理由をお話したいと思います。

目次

1.整形外科とは

立つ、歩くなど体を動かすために必要な部分を運動器といい、骨・関節・靭帯・腱・神経・筋肉などが含まれます。整形外科はこの運動器の怪我や病気を診療します。
骨の異常など検査で確認し、治療するのは得意分野になりますが、骨に異常はなく筋肉の疲労などによる腰痛に対しては、画像診断では異常としては映らないのでなかなか根本治療していくのは難しいというわけです。

子どもたちに多い認識ですが、病院に行ってきました!と言い、詳しく聞いてみると 整骨院だったというケースがよくあります。整骨院は、柔道整復師の資格を持っており、骨折や脱臼、捻挫のスペシャリストでありますが、整形外科とは違い、基本的には診断はできません。診断できるのは医師だけになります。

診断の流れ

腰が痛いからまずは腰をみていきます。
それは保険治療だからという制度上の問題もあります。まずはレントゲン画像により、「腰のここが少し狭いですね。」「ここがずれていますね。なので神経を圧迫して痛みがでてますよ。」という説明を受けたことはないでしょうか?

もちろん患部の状態を把握し、除外診断をしていくという意味では大変重要です。明かな骨の変形や異常はレントゲンでも分かりますが、MRIでないと骨や関節の詳しい状態はわかりません。
ただ、骨や関節の状態がこうだったから、診断名がつき→原因が分かったということでもありません。

また、腰の痛みの原因が腰椎や神経にあると思われがちですが、圧迫骨折や明らかな神経所見がない限り、腰椎が原因ではなく、ほとんどは 筋肉のコリに原因があります。

筋肉の深い部分が痛んでいるかどうかは画像では分からず、神経所見や理学所見を取らないとどうしようもないのです。首や肩をかばって腰に痛みが出ているケースもあり、画像診断だけで慢性腰痛の真の原因にたどり着けるはずもありません。まずはしっかりと話を聞かないと一次性の腰痛か二次性の腰痛かも分かりません。

診断名について

腰痛には、”特異的腰痛”と”非特異的腰痛”とに分けられ、前者が約15%と後者が約85%だと以前は言われていました。
ようするに、15%にしか診断名がつかず、85%が原因が分かりませんと言われていました。
最近では、85%の中でも特定できるものがあり、約20%程度が原因が分からないと言われています。

特異的腰痛には、腰椎分離症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、圧迫骨折、椎間関節性、椎間板性、筋筋膜性などがあり、非特異的腰痛には、原因がはっきりわからない”ぎっくり腰”などがあります。

実際のところは、診断がつかないものが多いです。
それは症状=診断名ではないからです!
いわゆる腰痛は腰が痛いという症状を表しているのです。

腰痛を慢性化させる要因は?

腰への過度な負担や加齢、精神的なストレス、過度の安静など色々な要因が考えられます。
もちろん人それそれ、仕事や環境面などの生活スタイルも違い身体へのストレスは変わります。

過度な腰への負担

ずっと立ちっぱなし
ずっと座りっぱなし
重たいものを抱えることが多い

このようなことはありませんか?
腰に負荷をかけ続けることで、いつまでも組織が回復せずに痛い状況が続きます。

加齢

体は絶えず成長と退化を繰り返していますが、加齢とともに退化が成長を上回ってきます。組織は、歳を重ねるごとに老化していきます。人間が生活している以上、身体には重力が上から下にかかっているため、腰を支える力が衰えると腰痛を発症しやすくなります。

精神的ストレス

慢性腰痛患者の1/3に、強いストレスなどの精神的な問題、うつ症状、薬物乱用の関与があったというデータ結果が出ています。また、約80%に抑うつ状態が確認されたという報告もあります。心因性の腰痛も慢性的に長引く大きな要因となります。

「どうせ、この痛みは取れないのだから…」と悲観的になっていると治るものも治らなくなります。
まずは環境やルーティーンを変えてあげること。
ストレス発散できる趣味などがあればよいですね!

過度の安静

急激に痛くなり動くのも大変な場合は安静が第一ですが、過保護にし過ぎて筋力低下が起こり動きにくくなることで逆に回復を遅らせる可能性もあります。

なぜ治らないのか?

腰痛が起きたから骨がゆがんだのか?
骨がゆがんでいるのが腰痛の原因なのか?
痛みが治ったら、骨のゆがみは治るのか? 

レントゲンやMRI等目に見えるものは信じやすいのですが、目に見えるものだけではなく、心と体と生活の目に見えていないものの奥深くに本当の原因がある場合が多く、腰が痛いから痛み止めの飲み薬を出したり、湿布を貼ったり、張っているところに電気を当てたりと患部へのアプローチしかしていない場合は、そこに原因がないとなかなか治りずらいです。要因として上がっているもの全てを考えないと治るものも治らないというわけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

患部に原因はないのに、患部の治療を継続しても良くならない場合は、全身的に見ていく必要があります。
まずはどの様な姿勢を取っているのか、またどういう癖から身体に負担がかかっているか。
当マッサージ・はりきゅう院は、熊本市東区を中心に慢性的な痛みでお悩みの方に多数ご来院頂いています。

ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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